導入事例
Case study

導入済みの生産スケジューラから、設定が簡単なスケジューラに乗り換えたい

  • 建設機械メーカー
  • 産業用機器
  • (会社規模:1000名以上)




  • 課題
    • 生産スケジューラ導入の難しさを実感し、他の製造ラインへの横展開に不安

  • 解決策
    • 最適ワークスを試用し、導入済みの生産スケジューラからの乗り換えを検討
    • 非エンジニアでも生産スケジューラの設定を可能にする

  • 効果
    • 過去導入時には年単位でかかった設定作業が、約1ヶ月ほどで完了
    • 非エンジニアでも簡単に設定ができる手応えがあり、横展開を検討中

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背景と経緯

とある大手建設機械メーカーでは、数年前より全社的にデータ活用を推進しており、すでに大半の工場でのデータ実績管理とその可視化ができています。さらに、試験的にあるラインには生産スケジューラ(他社製)を導入し、実績管理からの生産計画作成の自動化を実現しました。
生産計画の自動立案による製造効率アップという点において、生産スケジューラの導入効果が実証され、会社としては、他の製造ラインにも生産スケジューラを導入していく方針が決まっていました。

しかし一方で、システム担当者は、生産スケジューラ導入を一度経験したことで、「マスター設定(※)が難しく、誰もが取り扱えるシステムではない」という実感を得ました。
横展開は、他に30〜40の製造ラインが対象となります。システム担当者が一人で、すべての製造ラインに対応することは不可能です。また、導入には、システム担当者と同レベルでデータ構造やシステム設計を熟知する必要があります。生産スケジューラのエキスパートを、数十名規模で育成・配置することは不可能だと判断し、横展開の進め方に困っていました。

そこで、「非エンジニアでも設定ができる生産スケジューラ」を探し、最適ワークスにたどり着きました。まずは、半年間ほど最適ワークスを試運用して、既存の生産スケジューラとの比較検討をすることにしました。

※ マスター設定とは、生産計画を立案する上で、あらかじめ登録しておく情報(製品、工程、設備、スタッフ情報など)の設定作業。マスター作成・更新には、深い業務知識とシステム理解の両方が必要であり、生産スケジューラ導入の際に問題になることが多いです。

約1ヶ月で乗り換え完了

まずは、すでに生産スケジューラを導入済みの製造ラインから着手しました。
設定するべき情報がすでに整理されていたこともあり、以前は年単位をかけた設定作業について、同じデータを使用して約1ヶ月ほどで設定作業が完了しました。
乗り換え作業が簡単に完了した点とともに、従来よりも工程設定の自由度が高い点も評価されました。

製造現場の非エンジニアが設定できるか

生産スケジューラによる自動立案には、工場の製造条件(制約条件)の設定が必要です。多くの場合、制約条件は非エンジニアである現場担当者が把握しており、暗黙知化していることがほとんどです。
最適ワークスでは、制約条件を付け外しながら、立案された生産計画について高速にPDCAサイクルを回す、という導入の進め方をします。アウトプット(生産計画)を確認しながら制約条件を検討するので、複雑なシステム構造を把握する必要はなく、非エンジニアであっても設定・修正の作業が簡単です。

また、一口に横展開といっても、現場によって業務フローは様々です。それぞれの現場で、適切な業務フローの検証が必要になります。ここに対しても、スモールスタートの進め方であれば、アウトプット(生産計画)を確認しながら、導入期間に業務フローを検討することができます。

システム担当者は、これらスモールスタートにより、今後の横展開予定である別の製造ラインでの設定作業も、実現可能な手応えを得られました。

結果まとめ

  • 過去の生産スケジューラ導入(他社製)では、年単位でかかった設定作業が、約1ヶ月ほどで設定完了した。
  • スモールスタートでの導入により、非エンジニアでも簡単に設定ができる手応えを得て、横展開を検討中。

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