イベント・セミナー
Event / Seminar
開催日 8月25日(火)

あの人がいないと回らない・・・「止まらない工場」をつくる — 保全ノウハウの継承 × 部品・在庫の最適化 × 生産計画の高度化で、属人化を断ち切る

イベントお申し込み

セミナー概要

「設備が止まる」ことによる損失は、保全部門だけの問題ではありません。止まればその日の計画が崩れ、組み直しが発生し、残業と納期遅れにつながります。逆に、計画が現場の実態と合っていなければ、無理な稼働が設備を痛め、突発停止を増やします。保全と生産管理は、実際には同じ損失を別の場所から見ているだけです。

ところが多くの工場では、この2つが別々に対処されています。保全部門は「直し方がベテランの頭の中にしかない」「必要な部品がすぐ出てこない、廃番で手に入らない」という課題を抱え、生産管理部門は「毎日Excelで計画を組み直している」「突発停止のたびに全部やり直し」という課題を抱える。担当が違うため、それぞれが個別に頑張り、つながらないまま残り続けます。

本セミナーでは、この分断を埋める3つの打ち手を、それぞれに取り組む3社が順番にご紹介します。保全ノウハウを誰でも使える形に残す(東京ガス)/予備品の在庫と調達を見える化する(KAMAMESHI)/その情報を前提に崩れにくい計画を立てる(スカイディスク)。最後は3社のディスカッションで、「どこから着手すると効果が出やすいか」を整理します。

大がかりなシステム刷新の話ではありません。いまの人員・いまの設備のまま始められる進め方をお持ち帰りいただけます。

プログラム(予定)

【セッション1】株式会社KAMAMESHI

事業継続のための中小製造業における保全活動の重要性と取り組み方

設備の老朽化が進む一方で、部品はますます手に入りにくくなっています。メーカーの生産終了による廃番、調達リードタイムの長期化、代替品調査にかかる手間。「直し方は分かっているのに、部品がないから直せない」という状況は、いまや多くの製造現場で日常的に起きています。

さらに現場では、部品そのものよりも「管理」に負担が集中しています。現物と台帳が合わない、どこに何があるか担当者しか分からない、拠点間で在庫情報がつながっていない。その結果、念のための過剰在庫を抱えながら、いざというときに必要な部品が出てこないという矛盾が生まれます。棚卸しのたびに残業が発生し、本来やるべき予防保全に手が回らないという声も少なくありません。

本セッションでは、実際の導入現場で起きた変化を事例としてご紹介しながら、これからの保全活動が目指すべき姿を整理します。棚卸し工数をどう減らすか、廃番品を含めた調達の選択肢をどう広げるか、そして限られた予算のなかで、どの部品にリスクがあるかをどう見極めるか。

誰が担当しても同じ判断ができる部品・在庫の状態をつくることは、保全の再現性を高め、生産計画の精度にも直結します。設備を止めないための土台づくりとして、明日から着手できる進め方をご紹介します。

【セッション2】東京ガス株式会社(SOMA)

ノウハウ「蓄積」と「活用」の壁をAIで突破!ベテランの暗黙知を資産に変える保全ノウハウ継承の進め方

労働人口の減少や熟練技術者の高齢化が進む中、多くの製造現場では「トラブル対応が特定のベテランに集中している」「日々の業務に追われ、若手への技術継承が進まない」といった課題を抱えています。

その背景には、設備保全という非定常業務ゆえにノウハウを文書化する余裕がない「ためる(蓄積)の壁」と、膨大な資料に埋もれて必要な情報にすぐ辿り着けない「つかう(活用)の壁」が存在し、現場の知見がブラックボックス化していることがあります。

本セミナーでは、音声入力による手軽なノウハウ蓄積と、AIチャットによる迅速な現場支援を実現する「保全ノウハウ継承サービス(SOMA)」の視点から、特定の個人の経験に依存せず、不確実な環境でも安定稼働する強い組織づくりについて解説します。

ベテランの頭の中にある“暗黙知”を組織の資産へと変え、「受け継ぐ知、ぶれない現場」を実現するための仕組みづくりのポイントを、実際の導入事例を交えてご紹介します。

【セッション3】株式会社スカイディスク(最適ワークス)

変化に強い生産計画で、ムダな停止と残業を減らす — AI生産スケジューラが支える“計画起点の安定稼働”

多品種小ロット化、短納期化、そして急な仕様変更。製造現場を取り巻く変化は年々増えており、生産計画は「立てた瞬間から崩れ始める」状態になっています。さらに、設備の突発停止や部品待ちが加わると、計画と現場の実態の差は一日のうちに大きく開いていきます。

その背景には2つの壁があります。1つは、計画づくりが特定の担当者とExcelに依存し、判断の根拠が個人の頭の中にしかない「立案の壁」。もう1つは、条件が変わるたびに一から組み直す必要があり、修正が間に合わないまま現場の判断で走ってしまう「組み直しの壁」です。この状態では、保全部門が把握している設備の状況や、資材部門が持つ部品の情報が、計画に反映されないまま日々が進んでいきます。

本セッションでは、設備・人員・段取りといった制約条件を加味した計画を自動で立案するAI生産スケジューラ「最適ワークス」の視点から、変化を前提とした計画のつくり方を解説します。計画作成にかかる時間をどう短縮するか、条件が変わったときにどう素早く組み直すか、そして誰が担当しても同じ品質の計画を出せる状態をどうつくるかをご紹介します。

保全のノウハウが受け継がれ、部品の状況が見えるようになったとき、その情報を実際の生産に結びつけるのが計画です。3社の取り組みがどうつながり、何が変わるのかまでを含めてお話しします。

【パネルディスカッション・質疑応答】3社

3社のパネルディスカッションと参加者様からリアルタイムで質疑応答を行います。

こんな方におすすめ

保全・設備部門の方

  • ベテラン保全員の退職が近く、対応ノウハウの引き継ぎに不安がある
  • 予備品の在庫が現物と台帳で合わず、棚卸しの負担が大きい
  • 廃番部品の調達に苦労し、そのたびにラインを止めている

生産管理・製造部門の方

  • 生産計画をExcelで作っており、特定の担当者しか組めない
  • 突発停止や部品待ちのたびに計画を組み直している
  • 計画のズレが残業・在庫・納期遅れにつながっている

工場長・部門責任者の方

  • 現場DXを検討しているが、着手する順番を決めきれていない

講師プロフィール

株式会社KAMAMESHI
営業責任者
星野 芳徳
名城大学附属高等学校卒業後、株式会社光通信に新卒入社。OA機器・ITベンダー企業では取締役を務め、営業組織のマネジメントや事業成長を牽引。その後、豊田自動織機Tier1メーカーにて新規事業の立ち上げに携わる。2025年より株式会社KAMAMESHI営業責任者として、製造業向けの営業戦略立案や販路拡大を推進している。

 

 

 

 

東京ガス株式会社
保全ノウハウ継承サービス 事業責任者
吉田 拓也
筑波大学大学院システム情報研究科修了後、東京ガスに入社。約10年間、空調分野で高効率化技術の研究開発や世界初のハイブリッド空調機「スマートマルチ」の実用化に取り組む。その後、VPP事業においてシステム開発、2022年以降は0→1の事業開発に挑み、2025年10月、工場現場における属人化課題の解決に向けた「保全ノウハウ継承サービス(SOMA)」をリリース。顧客起点での課題解決や人とのつながりを基盤に活動を広げている。

 

 

 

株式会社スカイディスク
取締役CSO
後藤 健太郎
ニューヨーク大学大学院修了後、投資銀行、コンサルティングファームを経て、株式会社じげんに入社。経営企画部責任者としてIPOを主導。IPO完了後はM&A戦略の立案に携わり、その後、子会社社長として金融領域の新規事業企画に従事する。INCLUSIVE株式会社に参画後、組織整備ならびに事業ポートフォリオの再構築に着手し、黒字転換を果たした後に上場。上場後はCOO/CSOとして、M&A、IR、新規事業企画、子会社PMIなど幅広く活動。M&Aを中心とした戦略により、2年間で事業規模を上場前の4倍に拡大。現在は株式会社スカイディスクのCSOとして戦略推進を管掌。

 

 

※ 同業他社およびその関係者の方は、お断りさせていただく場合がございます。
※ お申込が多い場合は早期に受付終了、あるいは抽選をさせていただく場合がございます。

  • 開催日

    8月25日(火)11:00~12:00

  • 定員

    100名

  • 参加費

    0

  • 会場

    Zoom(オンライン配信)